現役時代とシニア世代の違いは?
現役世代とシニア世代では、何が違ってくるのだろうか?
(ここで、現役世代とは、定職を持った一般的なサラリーマンの人たち、シニア世代とは、退職して一線を退いた人たちと定義させてもらいます。)
60年も生きてくれば、皆いろいろ事情(金銭面や家庭の環境など)が違うので簡単には言えないが幾つかは、皆が通らなければならない。例えば、
1、目や歯をはじめ、衰えが目立ってくる
メガネなしでは、本や新聞の文字が読むのが辛い。
歯槽膿漏が進み、奥歯などがカタガタになってくる。
これらは、大なり小なり、感じない人はいないだろう!
2、親をはじめ叔父さん・叔母さんなどの寿命
日本の平均寿命が、男が約82才、女が約87才である。
そうすると、親世代が平均を越えたところに差し掛かっている。
1960年頃生まれだと、まだ数人兄弟が多いので、場合によっては兄弟が70才くらいになってくるの
でこれに加わるようになる。いろいろと介護のお手伝いをしなければならない人もいるだろう。
3、収入は減るが、自由な時間は増える
一般的には、年金生活者となり、現役世代と比べて、相当に収入が減る。
しかし、時間に関しては、ふんだんに取れるようになる。
現役時代は、時間が制約されいるので、お金で時間を買っているとしたら、シニア世代は、知恵を
使って、増えた時間を使うことで、安く済ませることが出来るということでもある。
などが、上げられるだろう!
こう考えると、神様は、うまく試練を与えているものだ。
なぜなら、
若い時は、健康の問題などなく元気で、行動力もあり、色々とやってみたいという欲求も多いが、勤めで時間もなく、かつ、お金もない!
しかし、シニアになると、一線を退き時間が出来、かつ、そこそこの貯えあるが、今度は、体力的に難しくなってきたりする。
だからだ!!!
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「旅のかたち」のいろりろ
では、シニアにお勧めの「旅のかたち」とは、どうゆうものなのだろうか?
一般的に、次の5種類くらいに旅行の形態を分類出来るのではないでしょうか?
1、リピーター型(めし食いに行ってくる型)
2、目的型
3、周遊型
4、滞在型
5、冒険型
それぞれの、概略は次のように考えられると思います。
1、リピーター型(めし食いに行ってくる型)
これは、チョットした週末などに、何回も出かけているお気に入りの場所に一人や夫婦で、あるいわ友達を誘って出かける。特に、何度もリピートしているので、これをするという目的はない。
東京の人が札幌に出かけて、寿司・ジンギスカン・カニなどに舌鼓を打ち、街歩きやショッピングなどして過ごす。同様に、飛行機代も安く手軽に行ける台北・香港及びソウルなどにも無目的で出かけられる方々が多いと思います。
期間も2~数日程度。
これで、案外、日頃溜めたストレスを解消出来たりするんですよねww
これを私は「めし食いに行ってくる型」と言っています。
2、目的型
これは、札幌に行くにしても、雪まつりを見に行く!とか、カナダのイエローナイフにオーロラを見に行く!とか、マチュピチュに行く!など、主目的が決まっていて、それが達成できれば基本OKの場合。
期間も、1週間~10日程度。
3、周遊型
これは、ある地域を2~数か所程度訪問する。
例えば、
イギリス・ロンドンとフランス・パリを回る
イタリアのベニス・ミラノ・ローマ・フィレンツェ・ナポリを回る
タイ・バンコクとカンボジア・アンコールワットそしてベトナム・ホーチミンを回る
などです。
期間は、最低1週間以上2週間程度
4、滞在型
タイのプーケットやパタヤそして北部のチェンマイなどには、ヨーロッパが寒くなり始め、逆に東南アジアが過ごしやすい乾季に入る11月頃になると、多くの西欧人の方々が、避寒にやってきます。そして、ヨーロッパが暖かく・過ごしやすくなり、逆に東南アジアが雨期に入り過ごしずらくなる3月4月ころまで、ゆったりと滞在されています。
なぜなら、気候も良く、物価も安く、宿泊施設も豊富、料理も美味しく、ゴルフなどのアクテイビテイの安価、そして仲間もいっぱいいるなど何拍子も揃っています。
その間、彼らはプールサイドで昼寝をしたり、昼からバーでビールを飲んだり、夜は仲間と食事のに出かけて駄弁って、一日を過ごします。また、ライオスやカンボジア、ミャンマーなどに周辺国にVISAの延長も兼ねて旅行したりします。
あくまでも、移住とは違って、本国との一種の二重生活に近い感じです。
私が知っているのは、主にタイのパタヤやチェンマイですが、探せば世界には、こうゆう何拍子も揃った場所があるよです。そして、何よりも、自分の過ごしやすいお気に入りの場所を見つけることが出来ればベストですね!
期間は数か月程度
5、冒険型
これは、ある程度、きちんと予定を立てて、実行する必要のあるようなものです。
例えば、有名なエヴェレストベースキャンプまでのトレッキングなどであれば、当然日頃のトレーニングも必要でしょうし、装備などもきちんと準備したり、天候が一番ベストな時期の選択や現地のシェルパなどの手配も必要だろう。
また、自転車やバイクなどでヨーロッパ横断や南米一周なども、自転車ならまだしも、バイクの場合なら、
日本から輸送するのか?
輸送するなら、何をしなければならいのか?
それとも、現地で調達するのか?
そして、保険は?
など、手配が必要なものがもろもろあります。
ある意味で、旅行とは別物とも言えます。
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私のシニア友人 2例
例1、北海道・S市在中 Sさん (70代)
この方は、60才ころに、大きな病気をされ、冬は寒い北海道より暖かく気候の良い東南アジアで過ごしたいということで、基本的に北海道が寒くなり始める10月から暖かくなる5月末までを東南アジアで過ごされている。
しかし、Sさんは、行きっぱなしではなく、この期間を下記のように3回に分けて行き来されている。
1回目:10月半ば~12月半ば
2回目:12月末から2月中旬
3回目:3月初めから5月末ころ
大体の予定は、
1回目は、10月半ばに日本を出発して、タイ・パタヤとベトナム・ホーチミン近郊の友人宅に遊びに行き、12月中旬に一回帰国し、必要な健康診断や薬を調達し、年末の用事を済ます。
2回目は、12月末に、再訪タイし、チェンマイで年を越し、パタヤに移動してゆっくりする。VISA延長のため、カンボジア・シェムリアップやプノンペンに滞在。そして、タイに帰り、パタヤで過ごし、2月中旬から末に帰国し、確定申告や健康診断・薬の調達をする。
3回目は、3月初旬ころ、タイ・パタヤに帰る。そして、大好きなタイ北部を旅行したり、VISA延長を兼ねて、ベトナムの友人の家に遊びに行ったりして、あとはパタヤで過ごす。そして、北海道が暖かくなった5月末頃に帰国。
そして、秋までの日本滞在の間に、カナダにオーロラを見に行ったりの短期の旅行に一回くらいは出かけられている。
なぜ、三回に分けているかと言えば、
1、クレジットカード付帯の海外旅行保険の有効期間が最大90日である。
何回も現地で体調不良になって入院したりしているww
2、大きな病気をしているので薬をいっぱい飲まないといけない。
その調達のため。一度、見せてもらったことがあるが、物凄い量だったww
3、確定申告
が上げられる。
また、タイは陸路のノー・ビザでの入国は、1年(1月から12月を区切りとして)に2回しか許可していないので、可能な限りベトナムやカンボジアからは安いLCCを使用して空路で入国するように工夫されている。
タイ・パタヤを本拠地として、適当に周辺国に出かけられたり、朝晩、パタヤビーチをウオーキングし、美味しいタイ料理を食べて、プールサイドで昼寝をするような生活を謳歌されている。
例2 九州・K市在住 Tご夫妻(60代前半と後半のご夫婦)
このご夫妻は、毎年、11月中旬頃から2月中旬ころまでの約3ケ月を東南アジアを中心に旅行されている。
このご夫婦も大体、年越しの時期に1ケ月ほどチェンマイに滞在し、その前の1ケ月はベトナムやカンボジアで、チェンマイの後はスリランカに行くなど、非常にフットワークが軽い。
友達に会いに行ったり、好きな場所でゆっくりしたり、そして新しい場所も行ってみるということをうまく組み合わせれている。流石、ベテラン!という感じだ。
このご夫婦と話していて驚くのは、東南アジアやインドをはじめ西アジア、ヨーロッパなど、有名どころは、
「地球の歩き方」より、詳しいのではないか?と思うほど、制覇されているところです。
唯一、私が行ったことがあって、ご夫婦が行っていない国はミャンマーだけだったww
やはり、このご夫婦も、旅行期間を3ケ月以内にしているのは、「海外旅行保険をクレジットカード付帯のもので済ませんているからだよ。」と話されていました。
ちなみに、このご夫婦の3ケ月の予算は、日本とアジア間の飛行機代は別として、
「宿代、食事代、移動代などで10万円/月。その他、各々の小遣いで10万円くらいづつ持ってくる。この頃は、物価が上がって難しくなってきた。」
と最後にお会いした2019年1月にチェンマイでお会いしたときに言われていました。
コロナ禍の2021年10月にも、「海外に行けずに、ストレスがたまりにたまっているので、多少手続きが面倒でも行くぞ!」と気合の入ったメールが来ましたww
2021年11月初旬現在、まだ、今年の旅行は、どうするか?連絡なしです。
また、お会いして、楽しいお話を聞かせて頂くことを楽しみにしています!
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シニアの注意しなけれならないものは?
若い時は気にしなくても良いが、シニア世代で注意しておかなければならないこととして、次のようなものがあります。
1、歯医者
シニアになると、ある意味で病気ではないのだろが、老化現象で歯が弱ってきくる。
これは、ある程度の予防は出来ても、止めることのできない。普段は、これといったことがなくても、ある時期に、入れ歯にしたりなどの対処が必要になってくるのは免れることは出来ない。よって、3ケ月一回くらいは、歯石取りに出かけて、メンテナンスしておくことで、半年先ころまでであれば、何かの対処が必要か?どうか?
を知ることが出来るでしょう。
1週間程度でしたら、調子が悪くても、我慢すればよいのでしょうが、折角、長期の旅行に出てい
る最中、おかしくなったら、基本は帰国しなければならなくなります。
2、病気
これに関しては、あえて説明はしません。
既に大きな病気を経験され、日頃から大量の薬を飲まなければ行けない方は、多分、薬の処方の関係で3ケ月以上の長期での海外の滞在は難しいでしょう!し、定期的な診断・検査も必要になるでしょう!
前出のSさんは、大きな病気をされたので、普段から大量の薬を飲まれています。約3ケ月程度の旅行中に持ってきている薬をみせてもらったことがありますが、その量が小さいスーツケースの半分くらいあって、驚きました。
ですのでSさんは、約3ケ月周期の滞在として、帰国して薬の調達と必要な検診などをされて、また、出発されるを繰り返しています。(クレジットカード付帯の海外旅行保険も、振出しに戻るので新たに90日有効になるという効果もあります。)
3、両親や身内の状態
1960年の生まれとすると、両親や叔父さんや叔母さんが85~95才程度になり、それなりの心構えが必要だ。私の知り合いでも2組は正月の旅行中、90半ばのお母上がお亡くなりになり、緊急帰国されました。(両方とも、数年間寝たっきりで施設に預けていた状態)
というようなことがありうるということを考えておきましょう。
4、確定申告はしておきましょう!
現役時代は、確定申告をしたことがないという人も多いことでしょう。
退職して、収入がなくなった場合でも、確定申告だけはきちんとしておきましょう!
ということは、2月後半~3月初めころに、日本にいる必要があることを頭に入れて、予定を組みましょう。
5、十分な治療枠の海外旅行保険を確保しましょう!
若い時と比べて、体調を崩したりする確率が格段にあがります。
その治療に必要な費用を十二分にまかなえるだけの、海外旅行保険を確保して下さい。(アジアで最低500万円出来れば1000万円以上、アメリカなどの場合は、数千万円以上の治療枠を確保しましょう。)
海外では、保険などできちんとした支払い能力があるのかを吟味する病院のファイナンスチェックがあり、それに通らないと治療は受けることができません。(日本のように、人命第一でお金はあとで!などという優しさはありません!)
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シニアにおすすめは!
前出のように、大まかの形を5種類にしたとします。
1、リピーター型(めし食いに行ってくる型)
2、目的型
3、周遊型
4、滞在型
5、冒険型
1、リピーター型(めし食いに行ってくる型)と2、目的型は、現役世代であっても家族サービスで旅行に行ったりしている。
3、周遊型は、家族では難しいが、正月休みやお盆休みなどをうまく利用して2週間ほどの休みをとり出かけることが出来ないわけでもない。しかし、現役世代だと、どうしても、正月休み、ゴールデンウイーク、お盆などの飛行機代が高くなるシーズンになってしまうし、その時に、目的地がシーズン的に良くない場合もある。しかし、シニアの利点は、時期をずらせば、相当に費用を安くでき、また、目的地の良い時期を選ぶことも可能になる。
4、滞在型は、現役世代では無理で、シニア世代の特権であろう!
5、冒険型にも、元気なうちに、どんどん挑戦して欲しい!
シニアになれば、時間があるのだから、若い人が1ケ月のところをゆっくり時間をかけて、3ケ月でもかまわない。
しかし、危険なことは、セーブが必要でしょう。
ということを考えあわせると、
1、リピーター型(めし食いに行ってくる型)と2、目的型は、シニアである利点は少ないので、
シニアには、4、滞在型に3、周遊型を組み合わせるが最も合っている!
と、私は考えます。
そして、一回の期間も長くて90日程度とし、事情が許せば再度良い時期を考え出かける。
これが、私がシニア世代にお勧めする「旅のかたち」です。
さあ、出かけてみましょう!
⇒ おすすめルート(作成中 後日リンクします)
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