物価について

2020年4月現在、コロナウイルスで出かけられなく、家で旅tuberたちがyoutubeにアップしてくれている多々の動画で楽しませてもらっている。

やっぱり質・量ともにタイに関するものが多い。そこで、1つ感じたのが、旅tuberたちの多くが良く発する「安い!」というフレーズだ。よく聞いているとグルメレポーターが「柔らかくて美味しい!」という〇〇の1つ覚えのように言っている。

タイの物価は安い?のかな

例えば、数千円のホテルを安い!安い!と連発したり、60バーツのカオパッドやガバオを食べても安い!安い!を連発したりしている。

どうゆう意味で「安い!」と言っているのか?人それぞれ比較対象にしている物が違うので一概には言えないのだろうが、その多くは日本の物価と比較して感じたことを言っているのだろうが?

しかし、私の旅友は十年から四半世紀くらいの間、タイに年に一回以上は通って来ている人たちで、正月にチェンマイなどで会うのだが、ここ何年かは口々に「タイは物価が上がって、いやになってしまう!」と言っている。

それで。2000年くらいと現在の物価を比較して、考えてみた。

 

為替の変化

タイにそこそこ旅行に来ている人に1バーツ何円?と質問すると、大体3円と答える人が多いと思う。私も、その一人だ。

そこで、タイバーツ対円の為替レートを1980年から現在までグラフで見ると次のようになる。

私が覚えているのは、同僚が仕事で1990年ころに何回か出かけて、そのときの話で、1バーツ=5円と言っていたことだ。

また、私がタイに旅行するようになった1998年ころは、1997年の経済危機のあとで1バーツ=3.5円くらいだったと記憶している。ここ20年で私が経験したレートは、1万円で2450~4100バーツ程度です。

 

2000年ころの価格

覚えていたり、手元に有る2001年のガイドブックなどを参考に書き出してみました。

 

屋台などの値段設定が1バーツ単位から5バーツ単位になった

屋台飯が17や18バーツだったとき、手伝いをしている子供に20バーツ札を出してお釣りの2、3バーツをチップで上げていた。

赤バス 3バーツ→6.5バーツ

コーラ 5バーツ?→17バーツ

ビンのコーラがセブンイレブンで5バーツくらいだったと記憶している

水 2バーツ→10バーツ

いつの間にか見なくなったdrinking water

カオパッド15~20バーツ→40~50B

バーミー 15~20バーツ→40~50B

パッタイ 15~20バーツ→40~50B

ぶっかけ飯(ご飯+二品)15~20バーツ→40~50B

gogo bar ビール 70~80バーツ→180バーツ

当時は、気軽にウエートレスのおねえちゃんなどに飲み物を上げても、500Bあれば、お釣りが来た。

1000バーツなんかは、なかなか使い切れなかったww

マクドナルドのセット 70~80バーツ→170バーツ

大学卒初任給 1万バーツ→2万バーツ(日本19.4万円→昨年度21万円)

タイの平均月収は十数万円程度

当時、チェラロンコンーン大学卒で1万バーツ程度と噂されていたことを記憶している

伊勢丹の女性販売員給料 5000~7000バーツ

伊勢丹の若い女性販売員が大体5000B程度と言われていた。多分、日系の伊勢丹は給料がよかった方だと思う。

エカマイ―パタヤ 85バーツー108バーツ

確か?80バーツ代後半だったと思うが、いつも100バーツ札を出すと10バーツしかお釣りをもらえなかった。

それだったら90バーツにしろよ!といつも思っていたことww

フォアランポーンーアユタヤ 15バーツ→15バーツ

2001年のガイドブックで確認したがこれは変わっていない!素晴らしい!

カオサン・ゲストハウス シングル 80~100バーツ→250バーツ

チェンマイの定宿 220バーツ→450バーツ

スタバ(S) 55バーツ→125バーツ

スタバはいち早くwifiを使えるようにしたので、そのときはよく通ったが、コーヒーを飲まないので何年も行っていない

NANA HOTEL 750~800バーツ→1500バーツ

言わずと知れたnana plaza真ん前のホテル。当時は800バーツでお釣りが来た記憶が。

当時2000円すこしで泊まれた。バブルを経験したあとの日本人には、すごく安く感じた!!!

 

x10の定説

初めてスワンナブーム空港を利用した2006年に、バンコク中心部まで向かう大渋滞のバスの中で、以前数年間タイで駐在していたという方と話す機会があった。その時、日本人のタイにおける金銭感覚の話になった。その方の話では、当時の駐在さんたちの間では、「バーツ表示x10する」するとタイ人が感じている物価=日本人が感じる物価に近いということが定説だとのことだった。すなわち、1000バーツ札=1万円札というふうに考えるということだった。

97年の経済危機でそれまで1バーツ5円くらいだった対円の為替が2.5~3円に変わったりしたし、もともと安い設定(ローカルフード、ゲストハウスなど)のもと高い設定のも(マクドナルド、スタバ、輸入品一般)のがあるので平均すればx10が一般的のようだった。

 

10年後は?

しかし、現在はそれがx5以下くらいになったとよく言われている。すなわち、それだけ円の価値がなくなった=タイ物価が上がったということか?

大卒の初任給などは、日本はここ20年で1割も上がっていないが、タイは順調に経済成長したので2倍程になっている。20年前は、6倍くらいの差があったが、今は3倍くらいまでになっているようだ。

だから、タイの人にとっては、給料もそれなりにアップしているので物価が2~3倍になっても何もおかしくはないのだろう!現実、バンコクの中心部は、日本の物価に相当近づいている感じを受ける。

あと十年したら、どうなっていることだろか?

楽しみでもあり、不安でも有るww

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