あなたに合っている航空券はどんなもの?でしょうか?
海外旅行をするにあたり、航空券の手配・購入をすることは、最も出費額も大きく、それで旅行の予定の始まりと終わりの日程も決まり、概略の予定も決める大きなイベントと言える。
例えば、成田↔バンコクの航空券と一言で行っても、いろいろなことが考えられます。
あまり考えたことがない方々も多いと思いますが、
・帰路の予定は変更可能なの?
・荷物はどのくらい預けられるの?
・直行便?それともどこかで乗り継ぐの?
・乗り継ぎがうまくいかなかったときは?どするの?
・安いけど、機内の食事のサービスはあるの?
などの条件毎に価格が変わっていく仕組みになっています。
よって、どのような航空券を買うのが一番自分に合っているのかを自分でチェックでき、選択できるようになりましょう!!!
ここでは、航空券に関しての基礎知識と頭に入れておかないといけない購入にあたってのチェックポイントを示します。
基礎的な知識
航空会社の種類
航空会社は、フルサービスを基本としたレガシーキャリア(以下キャリアと表現)と安さと機動性を重視したLCC(Low Cost Carier)(以下LCCと表現)に分けることが出来ます。
例 キャリア:JALやANA LCC:ZIPairやPeach 代表格はairasia
イメージで言えば、仲居さんがいろいろ世話してくれる老舗温泉旅館と効率重視のビジネスホテルの違いのようなものです。
LCCは、基本的に価格は一義的に決まっており、サービスはすべて別途料金が発生することが基本ですので、細かな設定はありません。ここから先は、主にキャリアの場合になります。
航空券の種類
航空券の種類は、切り口によって、いろいろな分類方法が可能ですが、次に5つくらいは、知識として覚えておきましょう!
openか?fixか?
航空券の有効期間内あれば、予定の変更が、可能なチケットをopenチケット、不可のものをfixチケットと読んでいます。日本国内発券では、一般的にはopenチケットは入手しづらい現状です。しかし、海外で航空券を購入する場合は、期間が半年や1年間openなチケットが購入できます。
正規運賃航空券
キャリアが定める正規運賃で、発行されたもの。
1年間Open、他便への変更も可能など自由度は大きいが実際はバカ高くて、購入出来ない。
確か?エコノミーで東京↔バンコク往復で30万円くらい!
存在意味が、分からないカテゴリーww昔の悪習が残っているのか?
正規割引航空券PEX
各航空会社が、独自に、条件を設定して、割引を行う航空券。
5段階くらいの、グレードが存在する。
条件・制約が緩いが高価なものから条件・制約がきついが、安い物まである。
通称、PEXと呼ばれている。
ここでグレードとは、下記の例のように細かく規定されていて、それによって値段設定がされている。通常は、チケットの有効期間の長さ、予約変更が可能か?(有料か?無料か?)預け荷物の量、マイルに加算されるかどうか?などで、区分けされていると考えて下さい。
例えば、
・グレード上位は、有効期間が6ケ月、預け荷物が20kgx2ケまで 無料で予定変更可能
マイルのたまる
・グレード中位、有効期間が3ケ月、預け荷物が20kg1ケ、有料で予定変更可能、マイルはたまる
・グレード下位、有効期間1ケ月、預か荷物が20kg1ケ、予約変更不可、マイルは通常の50%
のように、細かく決められている。
格安航空券
上記PEXの制約条件をきつくしたグレード下位のものを旅行会社へ団体ツアー用などにまとまった数を安く卸した航空券を言います。それらを旅行会社が自社のツアーに使用したり、小分けして、個人用に販売しています。
現在、一般的に流通しているものは、これに相当します。
ですので、ネットで航空券を検索すると、行先だけ見ると一見同じように見える航空券でも、価格の違うものが存在します。その条件を読んでみると細かなところの制約が違いますので、その制約の違い(グレードの違い)で価格設定されていることがわかります。
LCC
今までの話は、キャリアと言われるフルサービス(表面的には、航空券の中に預け荷物OK、機内の食事などのサービスなど)の航空会社の話です。
しかし現在は、LCC=ローコストキャリアと言われる荷物の預け入れや機内の食事、その他の機内サービスも全て利用者負担とし、コストを抑え低価格で航空券を提供する航空会社がの勢力が増してきています。
また、キャリアの場合は、航空券の値段設定も、基本は往復することが前提の価格体系ですが、LCCは、1フライト毎の設定となっています。
このLCCは、とにかく、低価格を売り物しているので、基本価格勝負戦略です。しかし、預け荷物もないような場合は、非常に安価な価格設定ですが、預け荷物費用を考えると、レガシーキャリアの安値のチケットとそんなに変わらなくなったりする場合もありますので、skyscannerなどの比較サイトで良く調べてみましょう!
台湾や韓国に二泊三日などの旅行する場合のように、飛行時間も短く、荷物も少ないときには、大変にお勧めです!
海外発券航空券
同じ場所を1年に何回もリピートする方は、海外で購入すると安く好条件の航空券を買える場合があります。
例えば、バンコクのリピーターの場合、LCCなどで、一回バンコクに行き、そこで、タイ航空などのバンコク↔日本を買います。価格的なメリットは少なくなって来ていますが、日本では買えない1年openなどの使い勝手の良い航空券が買えます。
そして、現地の代理店と仲良くなっていると、1年以内であれば予約だけ入れてくれたりします。そうすると何が良いかというと、年末年始やゴールデンウイークなど日本では航空券の価格が2~3倍になり、かつ、予約も取りずらいということが回避できます。現在は、価格的な魅力がなくなっているのですが、予約に関しては、自由度が大変大きいです!ので、サラリーマンの方々には重宝すると思います。
私も、20年くらい前は、バンコク発券の航空券を使用していました。当時は、価格も安く、1年オープンが買えるので、大変重宝しました。
チェックするポイント
今までの説明で、航空券の区分けの仕方や価格設定方法が分かったと思います。
では、実際に購入の時に、下記の5項目をチェックして、旅行の予定を立てるようにしましょう!
1)航空券の有効期間
2)openかfixか?予約変更可能か?
3)預け荷物は何キロまでOKか?
4)直行便か?経由便か?オープンジョー?ストップオーバー可能か?
5)価格 どうやって見つけるの?どこで買うの?
航空券の有効期間
大体、最短で5日間くらいから1ケ月程度が良く流通していると思います。
通常、短い程、制約が大きいので安く、長いほど高くなります。
openかfixか?予約変更可能か?
航空券をネットなどで調べていると、帰路変更可などと書いてあるものがあります。
無料の場合と有料の場合がありますが、帰りの日程を航空券の有効期間内であれば、変更できるものを openチケットといいます。また、変更不可とある場合は、予め、発券する時に決めた日程以外には変更が出来ない航空券をfixチケットと言います。
ですの、旅行や仕事で予定が読めない場合や帰りの日程を変える可能性がある場合には、openチケットを、予定通りの旅行日程でOKの場合はfixチケットをということになります。
当然、openの方が自由度が大きいので価格も高いです。
預け荷物の量
キャリアの場合、通常、預け荷物20kg1ケ+手荷物10kg相当が航空券に含まれています。
重さを超過しても、見逃してもらえる場合も多いですが、もし、見逃してもらえない場合の超過量は、それ相当の金額がします。
また、LCCの場合は、会社によって多少の違いはありますが、多くが7kgまでの手荷物のみで預け荷物はないというのが基本です。
預け荷物はオプションになりますので、その会社の定めている料金を支払う必要があります。予約時に支払うと安いですが、当日チェックインの時に支払うと案外よいお値段を要求されるようです。
例として、airasiaの札幌ーバンコク便の預け荷物の場合、予約時だと20kgまで4300円ですが、当日チェックイン時の場合、15kgまで10000円のようです。(各自で要チェック)
直行便?経由便?オープンジョー?ストップオーバー出来る?
成田からバンコクと言っても、成田から直接バンコクに行く直行便と台北や香港、ソウル、上海などで乗り継ぐ、経由便があります。
通常は、直行便が乗り継ぎの手間もなく、短時間で到着しますので価格も高いです。
しかし、経由便の場合は、経由地でストップオーバーすれば、二都市の周遊が可能になります。例えば、台北経由であれば、バンコクの帰りの台北でストップオーバーして、夜市などを楽しんで来ることが出来ます。
また、オープンジョーといって、例えば、ベトナム・ハノイに最初行って、バスなどでホーチミンまで移動して、ホーチミンから直接日本にかえるようなことをいいます。
別途まとめた記事がありますので、そちらをお読みください>>
価格
航空券の価格を決めるパラメーターとして、今まで説明してきたような基礎的な事柄と季節要因があげられます。
例えば、
ヨーロッパは冬は安いが、夏は高い!
日本では、ゴールデンウイークや年末年始は高いて、予約も取りずらい!
などです。
現在、skyscannerなどの世界的に定評のある航空券の検索・比較サイトや大手で航空券に定評のあるHISのサイトで、いろいろ条件を変えたりして、航空券の価格を調べることで、大体の相場を知ることが出来ますので、まずは、沢山リサーチしてみましょう!
購入方法は?
チケットの購入方法として、
1)航空会社や旅行会社の窓口で
2)ネットで
があります。
各々の利点や欠点及びこれからの主流になるのはどうゆう方法?なのでしょうか!
航空会社や旅行会社の窓口
それを専門で仕事している方が相手してくれるので、自分の知識不足を補ってもらえますし、細かな質問にも答えてもらえるので、自信のない場合や海外旅行になれない方には案外お勧めです。
また、普段から仲良くなっていることで、安い良い商品を紹介してもらえる場合もあります。
しかし、どうしても、ネット手配と比べると人件費分、高くなりがち!です。
確か?HISでも同じ商品を窓口で購入するのとネットで購入するのでは、数千円手数料で違っています。
これを高いと思うのか?どうかは、難しい問題ですね!
ネットのサイト
ネットで、手配するのが一般的になってきています。
skyscannerなどの定評のある検索・比較サイトで色々なケースを簡単に検索できるようになっていますので、大変便利です。
しかし、基本、自力で行う必要がありますし、自己責任ですので、初めての方には少し敷居が高く感じるかもしれませんが、チェックポイントを理解していれば、アマゾンや楽天でショッピングするのと同様です。
なれた方には、お勧めです。価格は、窓口の場合と比べて、安い傾向です。
どちらが良いのか?は、なかなか決められないですが、これからの時代のことを考えると、ネットでの購入が主流になっていくと思いますので、ネットで取るようにしましょう!
まとめ
どちらにせよ、購入に取り掛かる前に、今回説明したチェックポイントを考慮しながら、自分の旅行したい時期が決まったら、世界的に定評のあるskyscannerという航空券の検索・比較サイトで大体のその時期の相場やルートを掴んできましょう!
相場やルートがわかったら、他のHISやLCCのairasiaなどのサイトも覗いてみましょう!
やること自体は、アマゾンや楽天でネットショッピングをするのと同様なくらいに非常に簡単なので、とにかく「なれる」ことです。
とにかく、一歩を踏み出してみましょう!
スポンサーリンク
コメント