パスポートとVISAについて

海外旅行の「必須アイテム」であるパスポートとVISA(査証)について、わかりやすく解説します!
日本のパスポートは国際的な信用が高いので約190カ国でノービザで空港や国境で本審査を受けることで入国可能=ビザ免除で入国可能です。しかし、国によっては、国の収入の一部と考えてそう安くはない料金でVISAの事前取得や空港や国境での取得を国々など様々です!
自分の旅行先のVISA条件はどうなっているのか?情報収集してから航空券などを手配して下さい!!


1. パスポート:あなたを守る「国からの要請状」

法的な面からの一般的説明

パスポート(旅券)は、単なる身分証明書ではありません。法的な正体は、「国籍国政府から外国政府への要請状(保護要請)」という極めて重い意味を持つ公文書です。 パスポートの表紙裏には、日本国外務大臣からの「この者を保護し、必要な援助を与えてください」というメッセージが記されています。つまり、日本政府が「この人は間違いなく日本の国民です」と対外的に証明し、安全をバックアップするための外交的な証明書なのです。

           日本国パスポート
        日本国から外国政府への保護要請状

どこで取得及び更新するのか?

日本国内では各都道府県のパスポートセンター(旅券事務所)で申請します。最近はオンライン申請も普及しており、非常に便利になっています。
また、海外滞在中であっても、現地の日本大使館や総領事館で更新(切替発給)が可能です。
通常、有効期限が1年未満になると更新できるようになります。

一般の人が海外旅行、留学、ビジネスなどで渡航する際に使用される一般旅券は、2026年7月1日以降の改定により、18歳以上のパスポートは10年用に、18歳以下は5年用になります。!

10年用(赤色):申請日に18歳以上の方が取得可能です。窓口申請9300円、オンライン申請8900円
5年用(紺色):18歳未満の方は5年用のみ選択可能です。窓口申請4800円、オンライン申請4400円


その他、公用旅券や外交旅券、緊急旅券などがあります!
取得方法についてはネットで最新の方法を調べて申請して下さい!

日本のパスポートは世界最強と言われている!!!

実は、日本のパスポートが「世界最強」と称される場合が多く、世界190以上の国・地域に事前ビザなしで入国できるからです。 これは、日本と他国との二国間での外交交渉で決まるものですので、それだけ日本という国家と国民に対する「絶大な国際的信頼」の証です。諸外国から「日本人は不法就労や犯罪を犯すリスクが極めて低く、経済的・社会的に安定している」と法的に信頼されているため、事前の厳しい審査を省いてもらえるという特権を得ているのです。


2. VISA(査証):入国許可ではなく「推薦状」

法的な面からの一般的説明

ビザはよく「入国許可書」と誤解されますが、法的には「推薦状」に過ぎません。 渡航先の国の大使館などが発行するもので、「この人のパスポートは本物で、入国させても問題ないと思われるので、審査をお願いします」と、現地の入国審査官に対してお墨付きを与えるものです。

また、入国に際して事前のビザの取得が要求されている国へ向かう場合、空港のチェックインカウンターでビザやeVISA申請受付済の証拠を持っていないとチェックインしてもらえません!!=航空券を発券してもらえません!!
もし、到着空港で取得する予定なら、空港で「VISA ON ARRIVAL」で取得するなどをきちんと答えて下さい!!

チェックイン担当の職員の方も、全ての国のVISA要件を把握している訳ではないので、協力してあげましょう!!

そして、入国に際してノービザでOKな国に向かう場合、ノービサで入国を許可する条件として、どこの国も要求しているものに、予約済の出国用の航空券または出国予定を証明できるものというものがあります。ですので、空港でのチェックインの際に、チェックインカウンターで必ず帰りの航空券は?と質問されます!!ここでも、それらがないと、チェックインしてもらえません=搭乗拒否をされます。また、それは入国時のイミグレの本検査でばれてしまった場合は、入国させてもらえなくて、飛行場内で出国用の航空券を買いなさい!と指示されますし、それが出来ない場合は最悪強制送還(自費です)をさせられます!!
最低限、これだけは必ず用意するようにして下さい!!!

国によるノービザとビザの違い

入国したい国によって、空港や国境などの入国の本審査前に、事前にまたは国境や空港などでビザの取得が必要な国と必要でない国があります。

  • ビザが必要な場合: 外務省による「一次審査(ビザ)」をクリアした人だけが、空港での「本審査(入国審査)」に進めます。
  • ノービザ(査証免除)の場合: 日本のパスポートの信用があまりに高いため、一次審査を免除して、いきなり空港での本審査からスタートしていいよという超破格の優遇を受けている状態です。

ビザの取得方法

かつては大使館へ足を運んだり郵送したりする手間がありましたが、現在はe-Visa(電子査証)を導入する国が増え、ネット申請とクレカ決済で自宅にいながら取得できるようになりました。また、カンボジアやネパールのように、到着した空港でお金を払ってその場で発行してもらう「VISA ON ARRIVAL:アライバルビザ」という形態もあります。

         インドの5年間有効な観光ビザ
    パール国境で取得した15日間有効な観光ビザ

本当のVISAは、空港でもらう入国印

実は、大使館で空港や国境でビザをもらっていても入国が保証されるわけではありません。 本当の意味での「入国許可(上陸許可)」は、空港や国境のイミグレ(入国審査)の担当官がパスポートにスタンプを捺した(または電子データを入力した)瞬間に、初めて法的に与えられます。 審査官は国家の主権を代表して独立した権限を持っており、たとえビザという「推薦状」を持っていても、審査官が「怪しい」と判断すれば、法的に入国を拒否(強制送還)する権利を持っているのです。
例えば、
・「観光ビザを持っているが、片道の航空券しかなく、現地でそのまま不法就労しそうだ」
・「質問に対する答えが怪しく、滞在目的を偽っている可能性が高い」
・「前回の滞在期間や頻度が不自然で、実質的に移住しようとしている」
などで判断されますので、必要書類を揃え、身なりを正し、敬意を示して対応しましょう!!
あなたは、日本国民の代表者とみられています!!!


3. まとめ

パスポートは「日本政府による身元保証」であり、ビザ(および入国印)は「相手国による入国許可」です。

私たちが「ビザって何?」と言ってのんきにしていられるのは、先人たちが築いてきた日本の経済力や治安の良さはじめ多くのODAなどの国際協力が認められた結果、世界中から「法的な信頼」として認められているという、奇跡的な特権のおかげなのです。
そして、パスポートに捺されるスタンプの「主権の重み」を感じて下さい!!

コメント

  1. コイ より:

    参考になりました。

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